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学部募集要項/大学案内など | 入学案内

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Academic year: 2018

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(1)

【 勇 気 あ る 知 識 人 】

東山キャンパス

■名古屋駅からは、地下鉄東山線(藤が丘行き)に乗車し、

「本山」駅で地下鉄名城線(右回り)に乗り換え、「名古 屋大学」駅下車すぐ(所要時間 約20分)

■中部国際空港からは、名鉄空港線に乗車し、「金山」駅 で地下鉄名城線(左回り)に乗り換え、「名古屋大学」駅 下車すぐ(所要時間 約1時間)

名古屋

高畑

伏見 千種

Chikusa

鶴舞

今池 東山公園

至多治見・長野

藤が丘

至豊橋・静岡・東京

至豊橋

中部国際空港 名古屋港

金城ふ頭

至豊田 尾張瀬戸

本山

上前津

金山

新瑞橋

徳重

御器所 八事

大曽根

ナゴヤドーム前矢田 砂田橋

丸の内 久屋大通 上小田井 至京都・大阪 岐阜

至大阪

至犬山・新鵜沼

至犬山

平安通 上飯田 東海道線

東海道新幹線

東海道線 東海道新幹線 関西線

中央線

名古屋大学 Nagoya Daigaku 中村区役所

小牧

名古屋大学 東山キャンパス 名古屋大学

鶴舞キャンパス 名古屋大学 大幸キャンパス

㉥ụ

八草

地下鉄東山線

地下鉄鶴舞線 地下鉄名城線

あおなみ線 東部丘陵線(リニモ) Linimo Tobu Kyuryo Line 地下鉄名港線 地下鉄上飯田線 地下鉄桜通線 JR線 名鉄線 近鉄線

 

 

2 0 1 8

大 学 案 内

大学案内2018

鶴舞キャンパス

JR中央線・地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」下車 徒歩5分 

東山キャンパス

地下鉄名城線「名古屋大学駅」下車すぐ 

大幸キャンパス

地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」下車 徒歩5分 

名古屋大学ホームページ(携帯サイト) 名大動画サイト「受験生のための学部紹介」

至豊田市For Toyotashi 至 津・大阪

For Tsu・Osaka

shin-unuma

Chuo Line

Kansai Line

(2)

名 古 屋 大 学 は 、 世 界 の 基 幹 総 合 大 学 と し て 、

各 分 野 の 先 頭 を 走 る 人 材 を 輩 出 。

N A G O Y A U N I V E R S I T Y

■ 名 古 屋 大 学 学 術 憲 章

名古屋大学は、学問の府として、大学固有の役割とその歴史的、社会的使命を確認し、その学術活動の基本理念をここに定める。 名古屋大学は、自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて、人々の幸福に貢献することを、その使命とする。 とりわけ、人間性と科学の調和的発展を目指し、人文科学、社会科学、自然科学をともに視野に入れた高度な研究と教育を実践する。 このために、以下の基本目標および基本方針に基づく諸施策を実施し、基幹的総合大学としての責務を持続的に果たす。

1. 研究と教育の基本目標

(1)名古屋大学は、創造的な研究活動によって真理を探究し、世界屈指の知的成果を産み出す。

(2)名古屋大学は、自発性を重視する教育実践によって、論理的思考力と想像力に富んだ勇気ある知識人を育てる。

2. 社会的貢献の基本目標

(1)名古屋大学は、先端的な学術研究と、国内外で指導的役割を果たしうる人材の養成とを通じて、人類の福祉と文化の発展ならび に世界の産業に貢献する。

(2)名古屋大学は、その立地する地域社会の特性を生かし、多面的な学術研究活動を通じて地域の発展に貢献する。

(3)名古屋大学は、国際的な学術連携および留学生教育を進め、世界とりわけアジア諸国との交流に貢献する。

3. 研究教育体制の基本方針

(1)名古屋大学は、人文と社会と自然の諸現象を俯瞰的立場から研究し、現代の諸課題に応え、人間性に立脚した新しい価値観や知 識体系を創出するための研究体制を整備し、充実させる。

(2)名古屋大学は、世界の知的伝統の中で培われた知的資産を正しく継承し発展させる教育体制を整備し、高度で革新的な教育活動 を推進する。

(3)名古屋大学は、活発な情報発信と人的交流、および国内外の諸機関との連携によって学術文化の国際的拠点を形成する。

4. 大学運営の基本方針

(1)名古屋大学は、構成員の自律性と自発性に基づく探究を常に支援し、学問研究の自由を保障する。

(2)名古屋大学は、構成員が、研究と教育に関わる理念と目標および運営原則の策定や実現に、それぞれの立場から参画することを求める。

(3)名古屋大学は、構成員の研究活動、教育実践ならびに管理運営に関して、主体的に点検と評価を進めるとともに、他者からの批 判的評価を積極的に求め、開かれた大学を目指す。

豊 田 講 堂

 1960年に槇文彦氏の設計で名古屋大学東山キャンパスの中心に建てられ、大学のシンボルとなっている。1962年には日本 建築学会賞を受賞しており、槇文彦氏の代表的な建築物の一つとして建築学会では大きな評価を得ている。また、1993年に名古 屋市の都市景観重要建築物に指定、2003年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に 選定、2011年には国の登録有形文化財にも登録されており、日本を代表するモダニズム建築の一つとして評価されている。

(3)

目次

Contents

学部紹介

P.05 総長からのメッセージ

P.10 ノーベル賞受賞者とその功績

P.11 教育方針

P.12 組織図

P.13 全学教育について

P.15 英語教育について

P.06 沿革

P.07

P.09

最先端低温プラズマ技術で未来社会を変える

03

堀 勝

工学部 教授

プラズマ医療科学国際イノベーションセンター長

Researcher

P.08

柔軟な視点で情報を捉え、モノづくりで価値を創造する

02

大学院情報学研究科附属価値創造研究センター長/教授

武田 浩一

Researcher

P.07

古代文明の営みが 現代社会に貴重な洞察を与える

01

文学部 教授

周藤 芳幸

Researcher

名古屋大学の研究者たち

P.02 名古屋大学学術憲章

P.17

P.21

P.25

P.29

P.33

P.37

P.41

文 学 部

School of HUMANITIES

 文学部は、1学科4コース21分野・専門(研究室)で構成され、少人数教育に 重点を置いており、学生の個性を尊重したきめ細かい指導体制が特徴です。

 教育学部は、入学定員65名の比較的小規模な学部ですが、専任の教員は 40数名を擁し、更に外部からの兼任教員も加わって、5つの特色あるコース ごとに斬新なカリキュラムを開設しています。

 法学部は自由・闊達・進取の気風の下、少人数教育を実施しています。教員 1名当たりの学生数は、1学年3名程度になっており、学生間および学生・教 員間で親密な関係性を構築できるとともに学問的探求度合いを高めます。  経済学部は、経済学科と経営学科からなり、経済理論、経済政策,経済史、 経営学、会計学などの分野で多数の優れた教員を擁し、これらの分野の 様々な問題の研究と教育に取り組んでいます。

 情報学部は、情報科学技術に関する基礎知識・適用能力と、自然や社会をシステム として普遍的に理解する能力を涵養することにより、システム思考に基づいて 人類の直面する課題を解決し、新しい価値を生み出せる人材を育成します。

 医学部はその源を尾張藩校に発し、140年有余の歴史と13,900人を超える卒 業生を誇る日本でも最古の医学部の一つであると共に、21世紀の日本を支え る医学・医療の拠点として活動しています。

 医学部保健学科は平成9年に開設され、平成14年から大学院前期(修士)過程を、 平成16年から大学院後期(博士)過程を有する基幹大学として、21世紀の医学・ 医療を支える高度医療専門職を育成すべく教育・研究に励んでいます。  工学部は7学科からなる、名大の中で最も大きな学部です。工学における 全ての科学技術分野に対応した学科構成としており、入学するとまず 数学・理科の基礎を根本から学び、社会・人文系の学問にもふれます。

 農学部は、生物および化学関連分野を基軸に、生命科学分野の基礎研究を 行いつつ、「食・環境・健康」の3本柱を支える研究・教育を推進しています。  理学部では、自然の諸原理を追求する基礎自然科学の推進に向けて、

「知の創造:研究」と「知の継承:教育」を重要な使命としています。

教 育 学 部

School of EDUCATION

法 学 部

School of LAW

経 済 学 部

School of ECONOMICS

理 学 部

School of SCIENCE

医 学 部

医学科

School of MEDICINE

P.43

P.45

P.49

医 学 部

保健学科

School of MEDICINE

工 学 部

School of ENGINEERING

農 学 部

School of AGRICULTURAL SCIENCES

情 報 学 部

School of INFORMATICS

P.53 入試情報

P.62 学部別卒論テーマ

P.65 施 設 紹 介

P.74 名大生の研究発表

P.89 取得可能な資格

P.90 受験生情報

P.91 年間行事/サークル活動

P.92 学生募集要項

P.93 キャンパス紹介

P.85 就職情報

P.88

名大生の就活レポート

P.75 名古屋大学のグローバル化

P.76

留学体験記

P.77

世界へ広がる学びの場

P.79

海外留学プログラム

P.81

学術交流協定一覧

P.83

G30

博士課程教育リーディングプログラム

P.55 大学院

P.55

人文学研究科

P.56

教育発達科学研究科 法学研究科

P.57

経済学研究科

情報学研究科

P.58

理学研究科

医学系研究科

P.59

工学研究科 生命農学研究科

P.60

国際開発研究科

多元数理科学研究科

P.61

環境学研究科 創薬科学研究科

留学生・外国人研究者受入状況

(4)

名古屋大学総長

松尾 清一

 Seiichi Matsuo

 名古屋大学の源流をたどれば、1871年(明治4年)に仮病院・仮医学校が設立さ

れたことにさかのぼり、146年の歴史を刻んでいます。この間にさまざまな変遷を経て、

1939年(昭和14年)には医学部と理工学部からなる名古屋帝国大学となりました。

第二次大戦後の学制改革により、1955年(昭和30年)には8学部・研究科を持つに至

り、その後もさまざまな改革を経て、現在は学部9、研究科13、附置研究所3、共同利

用・共同研究拠点3、学内共同教育研究施設18、中央図書館・分館(蔵書数約330万

冊)、教員数約1,700名、学部学生10,000名余、大学院学生6,300名余、留学生

2,200名余、等を擁する中部圏の中核大学であるとともに、わが国屈指の総合大学に

成長してきました。

 名古屋大学では2000年(平成12年)に学術憲章を制定して、その使命と目標を明

確に社会に示し、私たちの日々の活動のよりどころとしています。名古屋大学の特徴

は、自由闊達な学風と学問領域の垣根を越えた連携であり、最近では最先端研究の

一層の推進、教育の国際標準化、欧米・アジアとの積極的な国際交流によるキャンパ

スの国際化、男女共同参画の推進、産学官連携活動の充実、附属病院における先端

医療の開発と高度で安全な医療の実施、等に取り組み、人々の幸福に貢献すべく、

日々励んでいます。

 名古屋大学の卒業生からは、これまで特に学界、産業界等において、輝かしい活

躍をしている人材が数多く育ち、日本と世界を牽引するリーダーとして人類社会に貢

献しています。研究面では、2001年以降、日本国籍を有するノーベル賞受賞者14名

のうち6名が名古屋大学関係者ということで大きな注目を浴び、名古屋大学の研究の

質の高さが証明されました。名古屋大学ではすばらしい先達に続く若手研究者の育

成を積極的に行い、世界最先端の研究成果が次々と挙がるよう、様々な工夫と支援を

しています。教育面では、英語教育や教養教育を全学挙げて取り組み、専門教育とあ

わせて、高度の知識技術を幅広い視野で生かすことのできる人材、そして様々な分野

でリーダーとして活躍できる国際的な人材、を育成することを目指し、独創的なプログ

ラムを実施しています。また海外にも数多くの拠点を有し、国際的に活躍する人材育

成に大きな力を発揮しています。

 現代社会はまさに激動しており、我々人類社会の前途には数多くの困難な課題が

存在しています。名古屋大学はこれらの課題解決に積極的に挑戦し、未来を切り拓

いてゆく人材、すなわち次世代を担うリーダーたる“勇気ある知識人”の育成に力を注

いでいきます。名古屋大学は、夢と希望に満ちた若い皆さんが、学問に取り組み、鍛

えられ、切磋琢磨しながら成長してゆく、そのような素晴らしい環境を提供します。未

来を夢見る若者たちよ、名古屋大学から一歩を踏み出そう。

総長からのメッセージ

Message from The President

沿革

History

1871(明治4)年 仮病院 仮医学校開設 1872(明治5)年 義病院設置

1873(明治6)年 仮病院 医学講習場設置  1875(明治8)年 愛知県病院設置

1876(明治9)年 公立医学講習場 公立医学所設置 1878(明治11)年 公立医学校設置

1881(明治14)年 愛知医学校設置 1901(明治34)年 愛知県立医学校設置 1903(明治36)年 愛知県立医学専門学校設置 1908(明治41)年 第八高等学校設置 1920(大正9)年 愛知医科大学設置

名古屋高等商業学校設置 1931(昭和6)年 (官立移管)名古屋医科大学設置

2004(平成16)年 国立大学法人名古屋大学設立

大学院法学研究科実務法曹養成専攻(法科大学院)設置 2006(平成18)年 エコトピア科学研究所設置

2009(平成21)年 情報基盤センター設置 2012(平成24)年 大学院創薬科学研究科設置

2015(平成27)年 太陽地球環境研究所等を宇宙地球環境研究所に改組 エコトピア科学研究所を未来材料・システム研究所に改組 2017(平成29)年 大学院人文学研究科設置

大学院情報学研究科設置 情報学部設置

1949(昭和24)年 旧制名大、医専部、八高、名経専、岡崎高師を包括

文、教育、法経、理、医、工の6学部及び環境医学研究所で新制名古屋大学として発足 空電研究所、附属図書館、分校(教養部)を設置

1950(昭和25)年 法経学部を法学部と経済学部に分離 1951(昭和26)年 農学部設置

1953(昭和28)年 文学、教育学、法学、経済学、理学、工学の6研究科を設置(文学研究科2017年廃止) 1955(昭和30)年 医学、農学の2研究科を設置

1961(昭和36)年 プラズマ研究所設置(1989年廃止、核融合科学研究所へ発展) 1963(昭和38)年 教養部設置(1993年廃止)

1971(昭和46)年 大型計算機センター設置(2002年廃止) 1973(昭和48)年 水圏科学研究所設置

1977(昭和52)年 名古屋大学医療技術短期大学部併設(2001年廃止) 1990(平成2)年 空電研究所を太陽地球環境研究所に改組

1991(平成3)年 大学院国際開発研究科設置

1992(平成4)年 大学院人間情報学研究科設置(2003年廃止) 1993(平成5)年 情報文化学部設置(2017年廃止)

水圏科学研究所を大気水圏科学研究所に改組(2001年廃止) 1995(平成7)年 大学院多元数理科学研究科設置

1997(平成9)年 大学院農学研究科を大学院生命農学研究科に改称 1998(平成10)年 大学院国際言語文化研究科設置(2017年廃止)

2000(平成12)年 大学院教育学研究科を大学院教育発達科学研究科に改称 2001(平成13)年 大学院環境学研究科設置

地球水循環研究センター設置(2015年廃止) 2002(平成14)年 情報連携基盤センター設置(2009年廃止)

大学院医学研究科を大学院医学系研究科に改称 2003(平成15)年 大学院情報科学研究科設置(2017年廃止) 1939(昭和14)年 名古屋帝国大学創設(医学部と理工学部の2学部)

名古屋帝国大学臨時附属医学専門部設置 1942(昭和17)年 名古屋帝国大学理工学部を理学部と工学部に分離 1943(昭和18)年 名古屋帝国大学航空医学研究所設置(1946年廃止) 1944(昭和19)年 名古屋工業経営専門学校設置(1946年廃止)

名古屋経済専門学校設置

名古屋帝国大学附属医学専門部設置 1945(昭和20)年 岡崎高等師範学校設置

1946(昭和21)年 名古屋帝国大学環境医学研究所設置 1947(昭和22)年 名古屋大学(旧制)と改称

1948(昭和23)年 名古屋大学文学部、法経学部を設置 前身校期

帝国大学(旧制大学)期

新制大学期

国立大学法人期

(5)

柔 軟 な 視 点 で 情 報 を 捉 え 、 モ ノ づ く り で 価 値 を 創 造 す る

02

武田 浩一

大学院情報学研究科附属価値創造研究センター長/教授

他の専門分野の方々と連携し、そこに

人工知能や自然言語処理の手法を

組み合わせた新しいアプローチを

試みるということですが。

 自動運転や材料設計、法律、医療などの

分野で連携することで、今までの情報工学の

枠組みにとらわれず柔軟な発想を導き出す

のが狙いです。今の世界はデータベースなし

では考えられないくらい基盤技術として定着

していますが、データは独立した資源であり、

今流行の人工知能の深層学習というのも大

量のデータがなければ成り立ちませんでし

た。そういう意味で情報の持つ価値というの

が脚光を浴びているというのが、情報学の背

景にあると思いますし、実際、専門家として活

躍できる場も広がっています。人工知能研究

の魅力は、人間の認知処理に例外や不規則

性があること。その曖昧さが言語処理の深い

ところでもあり、面白さでもありますね。

この研究センターをどのような場所に

したいですか?

 モノづくりというのは材料とそれを変化さ

せるプロセスの適用であったり、プロセスとリ

ソースの組み合わせなので、それを情報学で

経験や勘にたよる部分を支援できれば、モノ

づくりで革新的な価値創造ができると期待し

ています。個々の良さや興味を上手く引き出

しながら、学生には面白いテーマやまだ気付

いていない専門性に目覚めてもらいたいです。

今は大量のデータがあり、それを知的なタス

クでの意思決定に活用できる人工知能や深

層学習の手法がさまざまな問題に適用でき

る汎用性を示しています。アメリカのクイズ番

組で勝利したワトソンやプロ棋士に圧勝した

アルファ碁など、データ中心に設計された機

械学習システムが社会に大きなインパクトを

与えました。生まれた時からスマホを使って

いる学生に対し、教員はその前の世代。情報

学自体の考え方も変わっていくのかなと思っ

ていますし、デジタルネイティブな方の考え方

を生かせることが楽しみです。

デ ー

タ は 独 立 し た 資

源 。

情 報

の 力

が 未 来 を 支 え る ん で

す 」

Researchers at Nagoya University

Researcher

日本 IBM 東京基礎研究所で技術理事を務め、自然言語処理、機械翻訳、テキスト マイニングなどに従事。質問応答システム「IBM Watson(ワトソン )」の研究開 発に参画し、同社のコグニティブ・コンピューティングの発展に大きく貢献した。

PROFILE

名古屋大学の研究者たち

古 代 ギ リ シ ア 美 術 史 を 照 ら す 光 周藤 芳幸

文学部 教授

ヘレニズム時代のエジプトを考古学

的に研究してる人は国際的にみても

珍しいそうですね。

 紀元前4世紀の終わりにギリシャ人がエジ

プトで支配層を形成し、それによりどのような

影響が及ぼされたのか。今までは文献学的

な方法でしか研究されていませんでしたが、

それに対し現地調査も踏まえて当時の暮ら

しを復元することが私の研究スタイルです。

地中海からナイル川を400キロ遡ったアコリ

ス遺跡の発掘調査では、ワインを輸送するた

めのアンフォラというギリシャ系土器の破片

が大量に出土しました。これはこの集落が地

中海世界と密接に交流していた状況を示

し、正直予想外でした。

遺跡との対話で新事実が浮かび上

がり、ヘレニズム期は世界最古のグ

ローバル化の時代であったとも。

 ギリシャ語が今の英語にあたる共通語の

役割を果たし、異なる文化人同士もコミュニ

ケーションできるようになったんです。この頃、

エラトステネスという学者が地球の全周を計

算していますが、こういう知的好奇心が生ま

れたのは、物資的な意味も含めてヘレニズム

時代の豊かな文化交流があったからだと思

います。壁画も自然主義的な姿や表現が出

てくるんですが、実はギリシャでもほぼ同時

期にたくさん彫像が作られています。ミロの

ビーナスをはじめ、名の知れたギリシャ彫刻

が作られたのはほとんどがヘレニズム時代。

ギリシャだけ、エジプトだけ見ていても気づ

けなかったことであり、地中海を介して同じ

方向へ文化が変化していったと考えています。

 もともとモノが伝える事柄に関心があり、

初めて縄文土器の大きな破片を拾った時も

大昔の人と繋がったような。今でも現地調査

で古代の人が書いた文字を通じて2000年の

時を超え交流しているようです。そういう感動

が研究のモチベーションですし、人間が創り

上げてきたものを継承することはとても大

切。世界の成り立ちを表面だけで捉えること

なく、自分たちの目に見えないところで実はと

ても関係のあることを学んでいるんです。

01

「 大 昔 の 人 と 交 流 し て い る よ う 。 そ れ が 研 究 の モ チ ベ ー シ ョ ン 」

古 代 文 明 の 営 み

現 代 社 会 に 貴 重 な 洞 察 を 与 え る

Researcher

専門はギリシャ考古学、東地中 海文化交流史。考古学的見地か ら古代ギリシャ史の諸問題の解 明に取り組む。1997年からアコ リス考古学プロジェクトのメン バーとしてエジプトの現地調査 に従事し、数々の成果をあげる。

PROFILE

(6)

Researchers at Nagoya University

ノーベル賞受賞者とその功績

 世の中には、手袋やかざぐるまの羽根のように、 鏡に映した形(鏡像)がもとの形と重ならないもの があります。これらは、各々が単独に存在するとき には同じですが、何かと相互作用すると大きな違い が生じます。例えば、右手同士の握手はしっくりす るが、右手と左手では妙な握手になります。この右 と左の違いは目に見える世界に限らず、「分子」の世 界でも重要です。特に生命現象に関わる医薬のよう な分子では、右手形分子は優れた鎮静剤であるが、 左手形分子は毒になるといった具合に、作用が大き く異なることがあります。分子の右と左を作り分け る方法、「不斉合成反応」が絶対に必要な所以です。 しかし、つい40~50年程前まで、鏡像的に純粋な分 子の供給は酵素反応や微生物を使ったバイオテク ノロジーに頼っていました。酵素を越え、多様な分 子の右左の作り分けを自在に行える不斉合成法の 創出は、化学者の長年の夢でした。野依博士はその 夢を現実のものとしたのです。

2 0 0 1

野依 良治

( 受 賞 時 6 3 歳 ) ノーベル化学賞

「キラル触媒による不斉水素化反応の研究」

 下村博士は、1962年、オワンクラゲから緑色蛍光 タンパク質GFP を発見しました。GFP のもつ大き な特徴は、GFPの遺伝子をクラゲ以外の生物に導入 すると、作られたGFP がひとりでに蛍光を発するよ うになることです。生物が生きたままでGFP の蛍光 を観察することができるので、体の中でのタンパク 質や細胞内の構造、細胞自身の動きを調べるための 目印としてGFP を使うことができるようになりま した。

 現在では、遺伝子工学を用いて、アルツハイマー 病により神経細胞がどのように壊れていくのか、発 達中の胚のすい臓でどのようにしてインスリンを 産生するベータ細胞が作られるのかなどを観察で きます。下村博士の発見は、現在の生命科学研究の スタイルを大きく変えたと言ってもよいでしょう。

2 0 0 8

下村  脩

( 受 賞 時 8 0 歳 ) ノーベル化学賞

「緑色蛍光タンパク質GFP の発見と開発」

 137億年前の宇宙誕生において粒子と反粒子は対 で生まれましたが、現在の私たちの世界は粒子だけ でできており、粒子と反粒子の対称性(CP対称性)が どこかで破れている必要があります。1972年、小林 博士と益川博士はこのなぞに立ち向かい、クォーク の移り変わりの中にCP対称性の破れの起源を発見 し、素粒子物理の基礎となる「小林・益川理論」を提 唱しました。当時、物質の最小単位であるクォーク は3種類だけであると信じられていた中で、小林・益 川はクォークが6種類以上あれば移り変わり過程

(小林・益川行列)にCP対称性の破れの種が現れるこ とを示しました。この大胆な考え方ができたのは、 二人がクォーク模型の元となる「坂田模型」を生み 出した名古屋大学の坂田研究室(E研究室)で育った からにほかありません。残りの3種のクォークは、そ の後次々と発見され、さらに2001年には名古屋大学 も加わっているBファクトリー実験でCP対称性の 破れの種も確認されました。こうして、両博士が提 唱した「小林・益川理論」の予言は見事に証明され、 2008年のノーベル賞となりました。

2 0 0 8

益川 敏英

( 受 賞 時 6 8 歳 )

小林  誠

( 受 賞 時 6 4 歳 )

「クォークが少なくとも3世代(6種類)

存在することを予言する(CP)対称性の

破れの起源の発見」

ノーベル物理学賞

 赤﨑博士、天野博士は、「20世紀中の実現は困難」 と多くの研究者がその発明を諦めた、高輝度青色発 光ダイオード(LED)の開発を行ってきました。粘り 強い研究活動により、1985年に高品質な窒化ガリウ ム(GaN)単結晶の作製に成功、1989年には世界で初 めて青色LEDを実現しました。この成果をきっかけ に、世界中で青色LEDの研究が盛んになり、ディス プレイのバックライトやブルーレイディスクの読 み書きなどに使われる青色半導体レーザー、標識、 信号といったさまざまな用途で幅広く用いられる ようになりました。LEDは白熱灯や蛍光灯よりも高 いエネルギー効率を有するため、最近では照明器具 にも採用されており、両博士の研究は、省エネや環 境保護の面においても、技術発展に大きく貢献した と言えるでしょう。

2 0 1 4

赤﨑  勇

( 受 賞 時 8 5 歳 )

天野  浩

( 受 賞 時 5 4 歳 )

「明るく省エネルギーの白色光源を

    可能にした高効率の青色発光

       ダイオードの発明」

ノーベル物理学賞

© Nobel Media AB 2014 Photo: Niklas Elmehed

最 先 端 低 温 プ ラ ズ マ 技 術 で 未 来 社 会 を 変 え る

03

堀 勝

工学部 プラズマ医療科学

国際イノベーションセンター長

名古屋大学が開発した低温プラズマ

 宇宙の99. 9%がプラズマであり、138億年

前のビッグバンや太陽も宇宙の根源となる

エネルギー状態はプラズマです。神秘的な光

のオーロラもしかり。人工的にオーロラ、つまり

はプラズマを生成しようとすると真空中にガ

スを入れて放電させる方法が通常です。この

技術は蛍光灯や携帯電話、コンピュータな

ど、ほぼ全ての産業に活かされている基幹

科学技術であり、皆さんの生活を幸せにして

います。ではこの素晴らしいプラズマを人体

や生物に当てたらどうなるか。しかし真空状

態だと内圧差で生体が破裂してしまう。大気

中では5000度以上という非常に高い温度を

必要とするため、触れることができない。その

なかで名古屋大学では、手で触れられる低

温プラズマ技術の開発に挑み、プラズマ科

学にイノベーションを起こしました。現在さま

ざまな応用を研究している段階で、次から次

へと新しい現象が生まれています。

プラズマ技術の新しい可能性とは?

 ひとつは革新的な医療技術として注目を

集めている次世代プラズマがん医療です。

我々は低温プラズマを照射すると、がん細胞

だけが死滅し、正常細胞は全く影響を受けな

いという選択的殺傷効果を発見しました。こ

のほか再生医療への応用についても研究を

進めています。

 また、世界的な食糧危機や水不足などの

環境問題を見据え、低温プラズマによるカビ

の抑制や汚水・土壌の浄化技術、また感染

症対策などの環境改善技術を研究。さらに

は農水産物への応用として、稲の栽培やチョ

ウザメの陸上養殖実験を行い、成長増進や

品質向上技術の実用化にむけて動いていま

す。産学連携を図りながら、いち早く本学で

得られた計測データや知恵・知識を、量産し

ている企業や農場などの現場へフィードバッ

クする。ですから非常にスピード感を持って

科学技術を創出していけますし、プラズマだ

けじゃない各領域の専門家とも活動すること

で、学問の融合が始まっています。

最 先 端 か つ ユニークなオープン

サイエンスの場

 研究活動を行う2, 000㎡の開放的なフロア

には、大半をオリジナルで開発した115台の

実験・計測装置を設置。そこで国内外大学

や企業・研究機関からも研究員を迎え入れ、

ともに活動をしています。ここで展開するプラ

ズマ研究のポテンシャルは、世界的に見ても

ナンバーワンを走っている。非常に独創的で

もあるし、これだけ未知の現象が日々出てく

る学問領域はここにしかないと自負していま

す。プラズマサイエンティストとして人類の幸

せに貢献し、サステナブルな地球の実現を目

指していきたいですね。

「 プ ラ ズ マ は ま さ に 学 問 の 融 合 。 非 常 に 面 白 い 世 界 で す よ 。」

Researcher

名古屋大学 未来社会創造機構・ 人とモビリティ社会の研究開発 センター くらし・健康基盤情報 部門長。最先端プラズマ科学技 術をベースに、材料・デバイス、 バイオ・生命、生活・医療の技術・ システムを統合した新科学の創 成によるイノベーションを推進。

PROFILE

(7)

教育方針 / 組織図

Organization & Mechanism

名古屋大学の教育を支える 3つの方針

■ 名古屋大学の教育の基本理念と育成する人間像

 名古屋大学は「学術憲章」(2000年制定)で、「名古屋大学は、自由闊達な 学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて、人々の幸福に 貢献することを、その使命とする。とりわけ、人間性と科学の調和的発展 を目指し、人文科学、社会科学、自然科学をともに視野に入れた高度な研 究と教育を実践する」と、その使命を定めています。さらに「学術憲章」で は「研究と教育の基本目標」として、「(1)名古屋大学は、創造的な研究活 動によって真理を探究し、世界屈指の知的成果を産み出す。(2)名古屋大 学は、自発性を重視する教育実践によって、論理的思考力と想像力に富ん だ勇気ある知識人を育てる」という基本理念を掲げています。  この「学術憲章」に示される基本理念の下で、名古屋大学は日本におけ る基幹総合大学の一つとして、創造的な教育・研究活動を通じ、豊かな文 化の構築と科学・技術の発展に寄与してきました。21世紀に入り6名の ノーベル賞受賞者を輩出するなど世界屈指の研究成果を生み出すととも に、既存の権威にとらわれることのない自由闊達な学風の下、多数の進取

の気性に富んだリーダー人材を育成してきています。名古屋大学はこれ らの人材や知的成果を広く社会に提供するための開かれた大学づくりに 努めています。冒頭で述べたように、「勇気ある知識人」を育成する人間像 として示しています。

 「勇気ある知識人」とは、責任感をもって社会に貢献しようとする高い 志とグローバルな視野をそなえ、幅広い教養と高い専門性を身につけ、 人々の幸福や持続可能な社会の発展を妨げる諸問題の解決に積極的に寄 与できる人材を言います。このような真の勇気と知性をもち、未来を切り 拓いていける人が、名古屋大学が育成しようとしている人間像なのです。  この「勇気ある知識人」を支える力となるのが、十分な知識・技能、主体 的な創造性、立ち向かう探究心です。こうした優れた資質・能力を持った 人を、名古屋大学は、多面的な学術研究活動と自発性を重視する教育実践 によって育成しています。

■ 3つの方針に基づく大学教育の質の向上

 名古屋大学では、このような教育を適切に実施するため、①卒業認定・ 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)、②教育課程編成・実施の方針(カ リキュラム・ポリシー)、③入学者受入れ・選抜の方針(アドミッション・ポ リシー)という3つの方針を学士課程及び大学院課程において定め、広く 学内外に向けて公表しています。

 これらの方針は、名古屋大学の教職員にとっては、大学がめざす教育を 実現するための指針であり、つねに立ち戻って教育のあり方を点検する ための指標でもあります。名古屋大学への入学を志望する者にとっては、 入学後に期待できる教育のあり方や、入学までに身につけておくべき素 養について知るための情報源となります。また、名古屋大学に在学する学

生にとっては、本学で提供されている教育が何をめざしているのかを普 段から意識するための手がかりとなります。さらに卒業生や修了生の活 躍の場となる社会にとっては、名古屋大学がどのような資質・能力をそな えた人材を育てているのかを理解する拠りどころとなります。  これら3つの方針は、相互に密接に関連してこそ、その真価を発揮しま す。名古屋大学では、教育の基本理念と育成をめざす人間像を起点とし て、3つの方針を一体的に定めています。そして、このように一体的に定め られた3つの方針に照らして、本学の教育のあり方を自己点検・評価し、教 育の質を向上させていく取組を積極的に進めています。

卒業認定・学位授与の方針

(ディプロマ・ポリシー)

 名古屋大学は、各学部の教育目標と基準に沿っ た資質・能力の卒業資格を満たした者に、卒業 を認定し、学士の学位を授けます。名古屋大学 の学位は、真の勇気と知性をもち、未来を切り拓 いていく「勇気ある知識人」として、それぞれの学 術分野で、十分な知識・技能、主体的な創造性、 立ち向かう探究心が培われたことを証します。

 名古屋大学では、学部・学科ごとに、学術分野の 特徴に基づき、社会からの期待に応えるために育成す る人間像を教育目標として設定しており、それに基づく 基準を定めています。学士の学位は、各学部・学科 のカリキュラムの履修を通して、その基準に対応した資 質・能力を身につけた学生に対して授与されます。

[学士課程]

教育課程編成・実施の方針

(カリキュラムポシー)

 名古屋大学は、高度で幅広い教養を育むため の教養教育と、飽くことなき探究心の涵養と新たな 知の主体的創造につながる専門教育との二本柱 からなる体系的な教育課程により、学生を育てま す。多様な授業形態の組み合わせによる教育課 程の展開と自発的な学修の促進を図り、学術分野 の特徴を活かした、教育実践及び学修指導を適 切に実施します。

 名古屋大学では、学部・学科ごとに教育目標として 設定した、育成する人間像に対応する資質・能力を 培うためにふさわしい教育課程を編成し、実施してい ます。

[学士課程]

入学者受れ・選抜の方針

(アドミッションポリシー)

 名古屋大学は、未来の「勇気ある知識人」を目 指す人を国内外に求めます。各学部・学科の学術 分野の特徴に基づき、基礎的な学力とそれを活用 する能力、さらにそれを発展させようとする意欲や 態度を適正に評価して選抜する入試を実施します。

 名古屋大学では「学術憲章」に掲げているように、「勇 気ある知識人」の育成を目指しています。「勇気ある知 識人」として必要な資質・能力は、大学教育での学び だけで培われるわけではありません。中等教育で身に 付けた土台の上に立ってこそ、勇気ある知識人への成 長が可能になります。そのため、名古屋大学では、基 礎的な学力とそれを活用する能力、さらにそれを発展 させようとする意欲や態度を備える人を国内外に求めて います。

 各学部・学科の特徴に基づき、多様な評価方法を 適宜組み合わせた入試を実施し、ひとりひとりの学生

[学士課程]

01 02 03

※1

学内共同 教育研究施設等

共同利用・ 共同研究拠点

アジアサテライトキャンパス学院

素粒子宇宙起源研究機構 アジア共創教育研究機構

大学院

教養教育院

附置研究所 学部

附属中学校 附属高等学校

附属病院

医学部分館 研究開発室

附属地震火山研究センター 附属持続的共発展教育研究センター 附属組込みシステム研究センター 附属グローバルメディア研究センター 附属価値創造研究センター

教養教育推進室

附属次世代創薬研究センター

附属未来エレクトロニクス集積研究センター 附属高度計測技術実践センター 附属国際連携研究センター 附属統合データサイエンスセンター 附属飛翔体観測推進センター 附属プラズマナノ工学研究センター

附属材料バックキャストテクノロジー研究センター 附属計算科学連携教育研究センター 附属マイクロ・ナノメカトロニクス研究センター 附属国際経済政策研究センター

附属法情報研究センター

附属「アジアの中の日本文化」研究センター 附属人類文化遺産テクスト学研究センター 文学部

教育学部

法学部 経済学部 情報学部 理学部 医学部 工学部 農学部 人文学研究科

教育発達科学研究科 法学研究科 経済学研究科 情報学研究科

理学研究科

医学系研究科 工学研究科

生命農学研究科

(文学研究科※、国際言語文化研究科※) (情報文化学部※)

(情報科学研究科※)

国際開発研究科 多元数理科学研究科 環境学研究科 創薬科学研究科

環境医学研究所 未来材料・システム研究所 宇宙地球環境研究所

附属図書館

アイソトープ総合センター 遺伝子実験施設

物質科学国際研究センター 高等教育研究センター 農学国際教育協力研究センター 博物館

心の発達支援研究実践センター 法政国際教育協力研究センター 生物機能開発利用研究センター シンクロトロン光研究センター 基礎理論研究センター 現象解析研究センター 減災連携研究センター 細胞生理学研究センター 脳とこころの研究センター ナショナルコンポジットセンター 予防早期医療創成センター 男女共同参画センター 学生相談総合センター 情報基盤センター

未来材料・システム研究所(再掲) 宇宙地球環境研究所(再掲) 高等研究院

トランスフォーマティブ生命分子研究所

総合保健体育科学センター

未来社会創造機構 モビリティ領域

社会イノベーションデザイン学センター 基礎理論研究センター(再掲) 現象解析研究センター(再掲)

名古屋大学

※1

附属臨海実験所

附属南半球宇宙観測研究センター 附属構造生物学研究センター 附属タウ・レプトン物理研究センター 附属ニューロサイエンス研究センター

※3

※2

※2

※1

附属医学教育研究支援センター 附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター

附属フィールド科学教育研究センター 附属鳥類バイオサイエンス研究センター

※2

※2

※2

(8)

全学教育について

豊かな人間性と高度の専門性・国際性を備えた

21世紀にふさわしい活力ある人を育てます

■ 四年一貫の教育システム

すべての教員が協力して基礎教育と教養教育にかかわっています

名古屋大学の基礎教育・教養教育の大きな特徴は、すべての学部のすべての教員がそれにたずさわり、

大学全体として基礎的学力と幅広い教養の涵養に責任を持つしくみを創りあげている点です。

なぜそのようなしくみをつくったのかをご説明しましょう。

① 四年一貫の系統的なカリキュラムの編成 ② 豊かな人間性と総合的な判断力の養成

③ 学生の主体性と学ぶ意欲の尊重 ④ 世界標準の教養教育 ⑤ 部局間の協力・交流に基づく全学の教育の活性化 パブリックアート「Venti Punti Dieci Rete(20の点と10の直線)」

四 年 一 貫 教 育

 名古屋大学では、その理念と教育目的にのっとり、個性ある教育を系統だて て実施するために、入学から卒業までの四年間にわたって一貫したカリキュ ラムを編成する「四年一貫教育」を実施しています(医学部医学科では六年 間)。それぞれの学部に入学した学生は、大学での進んだ勉学に必要な基礎科 目や未来の社会を担う市民に不可欠の幅広い教養を養う教養科目のほか、一 年次から専門分野の講義やセミナーを受講することができます。教養科目に は、総合大学の利点を生かして、人類共通の課題に取り組むための分野の壁を

超えた内容の授業科目が用意されています。そして、学生一人ひとりが自ら立 てた履修計画に従って最も適切な年次にそれらを学ぶことができるように なっています。基礎教育と教養教育を実施するための組織である教養教育院 は、教育の内容と実施にすべての教員が責任を負う「全学教育」体制をとって います。平成26年度からは、トップ・グローバル・ユニバーシティを目指し、世 界に誇れる教養教育プログラムを目指した改革を進めています。

■ 基礎教育・教養教育って何だろう。なぜ大切なんだろう

 大学に入ったら専門を思いっきり勉強するぞ、という気持ちはとても大切 です。でも、ちょっと待ってください。これが、狭い専門だけを勉強したい、「無 駄な」ことは勉強したくない、ということを意味しているとしたら、少し考え を改めてほしいと思います。名古屋大学の教育目標は、みなさんに「勇気ある 知識人」になっていただくことです。ここでいう「知識人」って何でしょうか。  知識人であるために必要な第一のことがらは、専門性です。しかし、現代の どの学問分野もたいへんに高度化しています。いきなり最先端の知識を身に つけることはできません。学問はすべて先人の成し遂げたことに、少しずつ付 け加える形で発展してきました。あなたも、本当の意味での専門性を身につけ たいと思うなら、まずは高度な専門を学ぶためのしっかりした基礎的学力を 身につける必要があります。確かな基礎的学力の上に、はじめて個性的な専門 性が花開くのです。基礎教育のねらいはここにあります。

 知識人であるために必要な第二のことがらは、教養です。「教養」という言葉 はドイツ語のビルドゥンク(Bildung)に由来します。英語で言うとビルディン グですね。「建てること・つくりあげること」です。何をつくりあげるのでしょ うか。それは「社会の責任ある担い手(市民)としての自分」です。こうした市民

としての自己形成には、人類にとって価値あるものは何か、世界の中で自分は どのような位置づけを占めているのか、われわれはどのような道のりを歩ん できて、いまどこに向かっているのか…といったことをできる限り大きな座 標系に照らして見極める能力が必要です。

 現代は専門化の時代だといわれています。難しいことがらを専門家に任せ ることで、科学・技術の発展と経済成長が達成されてきました。しかし、専門知 識はときとして暴走しがちです。専門化して高度化した科学技術や社会の仕 組みは、歯止めがきかなくなると、逆に人々に大きな災厄をもたらします。核 兵器や環境破壊、さまざまな社会問題を考えてみれば分かるでしょう。つま り、専門性は、幅広い教養によって方向づけられる必要があるのです。教養教 育のねらいは、きちんと社会を構想し専門性をその社会にうまく位置づけて いくことのできる資質を、みなさんに身につけてもらうことにあります。  このように、確かな基礎的学力に根ざした専門性と、人類全体の視点からも のごとをとらえるための幅広い教養とを兼ね備え、機会をつかみ、困難にいど み、自律性と自発性を育む行動を実践できる人々が人類の未来を切りひらい ていくのです。それが「勇気ある知識人」です。

■ 教養教育院の役割

 このようにたいせつな基礎教育・教養教育をきちんと実施していくには、個 別の専門分野の枠を超えて、大学のすべての教員がすべての学生と向き合う しくみが必要です。それが全学教育体制です。そして、そのまとめ役としての 役割を担うのが教養教育院です。教養教育院では、全学教育のカリキュラムの

立案、その実施についての管理運営、教育支援と教育の質向上のためのとりく み、学習環境の整備などを進めています。みなさんも、入学したらまず教養教 育院が提供する授業を受けることになります。

■ 教養教育院が提供する授業の例

 みなさんが初年次に受ける授業の中でもっとも人気の高いものが「基礎セ ミナー」です。この授業では、学問探究の面白さをみなさんとともに味わうと 同時に、大学生に必要な「読み・書き・話す」能力の基礎トレーニングを行いま す。このセミナーの効果を最大限に発揮するために、12名程度の少人数クラ ス編成により、他学部の学生とともに、共通の課題について調べたり議論した りする機会を提供しています。

 「教養」のある人は、自分の好みを超えた価値の尺度があるということを理 解している人です。何かの役に立つから価値があるのではなく、それ自体価値

のあるものとは、真・善・美であると言われてきました。日本の国立大学では、 このうち真と善を希求する態度を育てることについては力を入れてきました が、美については立ち遅れてきました。そこで名古屋大学では、教養科目に芸 術について学ぶ科目を充実させてきました。また、「基礎セミナー」にも、作品 制作を実際にやってみることを通じて芸術について学ぶ科目を開設していま す。全学教育棟の南には、学内アートギャラリーの「clas」を設置し、授業と連 携させながらさまざまな企画の展覧会を実施しています。

■ 総合的・自主的判断力の養成を目指す教養教育カリキュラム

 名古屋大学の教養教育カリキュラムについてご説明しましょう。名古屋大学 では、高度な専門性を持ち、総合的かつ自主的な判断力に支えられた豊かな人 間性をそなえた人間を育てることを目標に数々の教育改革を行ってきまし た。その成果が現在のカリキュラムです。

 大学での学習には、数学や理科のように高校までの学習とのつながりが比 較的強い分野もありますが、ものの見方や考え方が高校までとがらりと異な る分野もあります。そこで、大学に入学したばかりのみなさんが大学での学習 の仕方にうまくなじんでいけるように、大学での学習方法と自発的に知識と 真理を探求していく楽しさをトレーニングする「基礎セミナー」や文系・理系 の「基礎科目」を用意し、大学での学習を無理なく楽しんで行えるだけの基礎 的な学力を身につけてもらいます。

 それと並行して、みなさんは未来市民としてのより幅広い視野と能力・態度

の養成を目的とした教養科目を履修することになります。教養科目には、文・ 理の学生に共通に必要な教養の涵養を目的とした「文系教養科目」、「理系教養 科目」のほか、人類の直面する課題について文・理の壁を超えて取り組むため の「全学教養科目」があります。文系学部の学生に理系科目、理系学部の学生に 文系科目の履修を求め、より多面的、総合的な能力が身につくよう配慮してい ます。また、本学では、総合大学としての利点を生かした開放科目も設けてい ます。各学部の授業を他学部の学生に開放して、学生の多様な学習意欲に応え ようとするものです。さらに、国際化への対応も全学教育の重要なテーマで す。外国語をその文化とともに学ぶことによって、この目的を達成しようとし ています。これが、全学基礎科目の「言語文化」です。この全学基礎科目には、健 康とスポーツに関する基本的知識と実践的能力を育む「健康・スポーツ科学」 も含まれています。

専門系科目

科目 内容

各学部の学科、専攻の専門系科目のうちの最も中核的な科目(卒業論文又は卒業研究を含む) 専門科目の周辺に位置する科目で、専門科目の教育効果をより高めるための科目 専門科目、関連専門科目などを理解するのに必要な、専門に直結した基礎教育科目 関連専門科目

専門基礎科目 専 門 科 目 教養科目

科目

人文・社会科学系分野の諸現象について、それらの諸現象を学際的、総合的に分析、把握する能力を育むとともに、 他の学問分野との関連性について理解する科目

自然科学系分野の諸現象について、それらの諸現象を学際的、総合的に分析、把握する能力を育むとともに、 他の学問分野との関連性について理解する科目

専門分野を問わず、豊かな人間性を育み、総合的判断能力をかん養する科目 学生の自主的で多様な学習意欲に応えるため、学部等が開講する専門系授業科目のうち、 他学部の学生の受講が可能であり、かつ、有意義であると認めて全学に開放する科目 文系教養科目

理系教養科目 全学教養科目 開 放 科 目

内容 基礎科目

科目

初年次生を大学教育へ導入し、自立した学習能力を身につけるとと もに、文・理に共通した基礎的学力や技能を養う科目 多面的な知的トレーニングによって、コモンベーシックとしての読み、 書き、話す能力のかん養を図るとともに、真理探究の方法と面白さを 学ぶ科目

専門的学習のツールとしての外国語の能力を高め、異文化理解を深 めて、国際社会に相応しい教養を育む科目

健康に関する自己管理能力、生涯スポーツの基礎となる技能の習 得、スポーツを通したコミュニケーション能力やリーダーシップを育む 科目

人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに、自主的判 断能力を培う科目

自然科学系分野の学問体系を認識するとともに、自主的判断能力を 培う科目

健康・スポーツ科学 文系基礎科目 理系基礎科目 全学基礎科目

基 礎 セ ミ ナ ー 言 語 文 化

内容

 フランス在住の現代美術アーティスト、フェリチェ・ヴァリーニさんの作品。建物の壁に 描かれた赤い直線が放射状に伸び、ある地点から見るとすべてつながり、整合的な 幾何形態になります。

名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」

 本学の授業および学生、教職員、OB・OGらによる教育と研究、社会的活動にかかわる 展示、プレゼンテーション、セミナー、ミーティング等の空間として使用しています。 名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」

 本学の授業および学生、教職員、OB・OGらによる教育と研究、社会的活動にかかわる 展示、プレゼンテーション、セミナー、ミーティング等の空間として使用しています。

(9)

英語教育について

 名古屋大学は、身につけた教養と専門知識を活かして国際舞台で活躍できる卒業生を育てることを目指しています。 英語は、英語を母語とする人々に対してだけでなく、異なる言語を母語とする人々同士のコミュニケーションのための 道具にもなっています。そのため、みなさんの英語力をさらに伸ばし、世界を舞台に仕事ができるレベルにまで高める ため、授業内容の工夫や独自のe-learning教材の開発に力を入れています。

あ な た の 英 語 は 世 界 に 通 用 し ま す か ?

専門書を

読 む

論文を

書 く

学会で

する

発 表

名古屋大学では、先端的な学術研究と、国内外で指導的役割を果たしうる人材の養成のために、

世界に通じる学術英語(アカデミック・イングリッシュ)教育を行っています。

A c a d e m i c E n g l i s h 教 育

プレイスメント・テスト(T O E F L

実力判別試験(TOEFL ITP + Criterion) 英語(基礎)(Academic English Basic)

●1年春学期(40人授業)

 学術的な英文に関するリーディング能力とライティング能 力を養成する。対面授業に加え、課外学習として、eラーニング 教材を課す。Aコースは「Introduction to College Life」、B・Cコー スは「ぎゅっとe」中級リーティング・リスニング(週2.5時間)。

英語(サバイバル)(Academic English Survival)

●1年春学期(40人授業)

[Cコース対象]

 英語基礎知識の再確認を図る。「ぎゅっとe」文法/初級リー ディング/ボキャブラリーで鍛える。合格評価を得られない 学生は2年次開講の英語授業を受講できない。

導 入 段 階

英語(中級)(Academic English Intermediate)

●1年秋学期(40人授業)

 英語(基礎)で学んだ英文の基本的論理構成に関する知識を さらに伸ばし、より高度なエッセイレベルでのリーディング とライティング能力を養う。課外学習は「ぎゅっとe」上級リー ディング(週1.5時間)

英語(コミュニケーション)(Academic English Communication)

●1年秋学期(20人授業)

 リスニングとスピーキングを主としたコミュニケーション の能力を高める。ディスカッションやプレゼンテーションの ための基礎力を養成する。課外学習は「ぎゅっとe」上級リスニ ング(週2時間)。

推 進 段 階

英語(上級)(Academic English Advanced)

●2年春学期(20人授業)

 学会、企業等で必要とされるプレゼンテーションを行える よう、リーディング、スピーキング、リスニング、ライティングの 各能力を高め、それらの統合を目指す。課外学習は名古屋大学 独自開発eラーニング教材「e FACE」(週2時間)。

英語(セミナー)(Academic English Seminar)

●2年秋学期(20人授業)

 英語・英語文化についての深い教養を身につける。課外学習 は大学向けeラーニング教材「Listen to Me! College Life」

(週2時間)

英語(上級リーディング)1/2(Advanced Reading)

●2年春学期/秋学期(40人授業)

[文学部対象]

 高いレベルの、多様な英文の読解を行うとともに、現代社会 における英語文化についての深い教養を養う。

特別英語セミナー(Special English Seminar)

●全学年春学期/秋学期(20人授業)

[上級者対象]

 上級者向けで、ライティング、プレゼンテーション、リー ディング、資格試験のそれぞれの分野別に高度な英語運用能 力を身につける。

発 展 段 階

対 面 授 業

Academic English 支 援 室

学 習 履 歴

自 主 学 習

e - L earning

自 己 教 育 力 実 質 化 の 確 認

英語 (サバイバル)

基 礎 知 識 の 再 確 認

英語 (基礎)

パラグラフ・リーディング/ライティング

英語 (中級)

エッセイ・リーディング/ライティング

英語(コミュニケーション)

ディスカッション/プレゼンテーションの基礎力養成

1 年春学期

1 年秋学期

初級 読解・文法

中級 読解・聴解

上 級 読 解

上 級 聴 解

英語 (上級)

4技能の統合とプレゼンテーション能力養成

英語(セミナー)

英語・英語文化

2 年春学期

2 年秋学期

ぎゅっとe(英語課外教材)

名古屋大学独自開発課外教材

eFACE

大学向け課外教材

自己教育力の養成を通した国際基準の Academic English 教育

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鉄道 ・JR 宇都宮線(東北本線) 、高崎線 ・JR 湘南新宿ライン.. ・JR 埼京線 ・JR 京浜東北線

1.管理区域内 ※1 外部放射線に係る線量当量率 ※2 毎日1回 外部放射線に係る線量当量率 ※3 1週間に1回 外部放射線に係る線量当量

一般の地域 60dB 以下 50dB 以下 車線を有する道. 路に面する地域 65dB 以下 60dB 以下